


信春時代に描いた仏画の中でも、とりわけて華麗な色彩が施されています。 三十番神は、ひと月三十日の一日ずつに一神をあてて守護神とされた、
大法寺には本作品と永禄7年(1564)、等伯が26歳の時に描いた「


白い法衣をまとう本法寺の第8世日堯上人が説法する姿。上人の清らかな人格が描写されているかのようです。
この作品の署名によって等伯と信春という絵師が同一人物であると確認され、昭和13年(1938)、
等伯の生家奥村家の菩提寺は能登にある日蓮宗寺院の

本展覧会にかかわる作品調査によって、等伯の真筆であることが分かった作品です。


天正19年(1591)、3歳で夭折した豊臣秀吉の長男、
ライバル


千利休没後5年目に描かれた肖像画。利休の個性が余すところなくあらわされています。等伯が生前の利休に相対し、その表情を写しとった画稿をもとに描いたもののようで、リアリティに富んだ描写がなされています。
絵の上部に記された漢詩は、三玄院住職の春屋宗園が記しました。宗園、利休、等伯の三人は大徳寺三門の増築建立の場で合い

東京国立博物館:前期陳列(2010年2月23日~3月7日)
京都国立博物館:後期陳列(2010年4月27日~5月9日)
当時もてはやされた中国の画家


釈迦(ブッタ)の入滅の様子を描いています。弟子たちや動物たちが集まり、釈迦の死を嘆き悲しんでいます。
華やかな表装を含めれば、高さ10mにおよぶこの大涅槃図は、完成時に宮中で披露された後、等伯によって本法寺に寄進されました。首を上下左右にゆっくりと振らなければ全貌をみることはできない、その迫力が観る者を圧倒します。

東京国立博物館:後期陳列(2010年3月9日~3月22日)
京都国立博物館:前期陳列(2010年4月10日~4月25日)
晩年の代表作。流麗な筆のタッチで形作られた樹木を背景に、左に黒光りするカラスと右にサギを描いています。カラスはぐるぐると激しく争い、サギはおだやかに飛翔し、羽を休めています。黒と白、動と静の強いコントラストが画面を満たしています。
等伯は、カラスやサギのほか、猿や虎など動物たちをしばしば描いていますが、それらの表現には動物たちへの優しいまなざしが感じられます。

永徳亡きあと、画壇の覇権を左右する大事な局面で祥雲寺障壁画制作を競い取り、見事成功させた等伯一門。狩野派を